わたるデザイン企画

新しい技術習得に欠かせないステップ

2020.05.08

ブログ

読了目安時間:(約字)

どーも、わたるデザイン企画の五十嵐です!
本日のテーマはタイトルの通り「新しい技術習得に欠かせないステップ」です。 自粛が長引く中、新しいことにチャレンジしようと、新たな知識や技術の習得を試みている方もいるかと思います。 僕も今デザインの新しい知識を得るために参考書を電子書籍を買って読んでいます。

そんな中、先日今まで8年分くらい書き留めた数十冊のノートを整理していたところ、WEBデザインを学び始めた頃のノートが数冊出てきました。それを読み返していると、「とても効果的に学んでいるじゃないか!過去の自分!」と思うことがありました。 それこそが「新しい技術習得に欠かせないステップ」です。

これは僕の過去の体験に基づいてはいますが、おそらく学ぶことの原理原則に当てはまるだろうと思うのでお伝えしようと思います。

「まず自分でやってみる」

新しい技術習得に欠かせないステップとはずばり、「まず自分でやってみる」ことです。
技術や知識を習得しようと思うと、例えば参考書などの本を読んだり、授業や講義を受けることを想像するかもしれませんが、その前に「まず自分でやってみる(考えてみる)」ことをしてみてください。これだけで学びの質はグンっと上がります。
最初は基本原理を一つ一つ知っていきたい、という方もいるかもしれませんが、知識を得るだけじゃなく「実践」を前提としているのならば、是非この方法にチャレンジしてみてください。

では具体的に「自分でやってみる」とはどういうことか?ということを説明したいのですが、できればこれも「自分で考えて」みて欲しいのです。
なので今日はそのヒントだけ、少しお教えしようと思います。

ヒント1:実は理にかなっていた「あの教え」

皆さんは学生時代、先生や親御さんから「予習・復習をきちんとするように」と言われたことはありますか?そして、ちゃんとやっていましたか?
僕は基本的に予習・復習はしていませんでした。一番勉強していた中学生の時は、塾の授業が予習、学校の授業が復習というような構図になっていたので多少していましたが、意識して予習・復習をしたことはありません。
しかしこの「予習・復習」という仕組みは実はとある能力に直結する大事な教えだったのです…!

ヒント2:何がわからないのかわからない

WEBデザインを教える仕事をしていると時々「何がわからないのかわからない。だから何を質問したらいいかもわからない」という生徒さんがいます。誰しも一度はこういった状況になったことはあるのではないでしょうか?
この「何がわからないのかわからない問題」を解決するには、何がわからないのかを見つけるしかありません。

人はどんなときに「わからない」と思うでしょうか?
知っていることに出会った時?
知らないことに出会った時?
知ってるはずのことが実は間違っていた時?

どんな状況を作れば「わからない」は生まれるでしょう?

ヒント3:職人の生き方

その分野のあらゆる技術を極めた人、それが職人っ…!
と、思いがちですが、実は職人は誰よりも「極めていない人」だと思います。
だって「私は職人として完成しました!」と言っている職人さん、みたことないですよね?大抵職人さんは「まだまだわからないことばかり。探求して学び続けます」というようなことを言っています。そうしていつまでも向上心を持って技術を磨いているわけです。
つまり、職人さんが成長することを考える時に、「知っていること」「できること」にはあまり意味はないわけです。自分がどれだけ「わからないのか」「できないのか」を知ることが成長の鍵となるわけです。

まとめ

さて、今回はほとんど内容のない記事になりました。
「新しい技術習得に欠かせないステップ」なんていうタイトルにした割に、全然そのことについて教えてくれないじゃないか!と思った方もいるかもしれません。でも答えが「まず自分でやってみる」である以上、これでもかなり優しく教えた方なんです。ご了承ください。

何でも調べれば簡単に情報が出てくる時代ですが、そもそも何かを疑問に思って調べるということがどれくらいありますか?
僕は正直、これから先どんどんと「調べることすらしない」ような世の中になっていくんじゃないかと思っています。
「調べればわかる」ことは知っているのと同じ、だから別に調べなくてもいい、みたいな感じで。

それがいいのか悪いのかわかりませんが、少なくとも僕はそう人にはなりたくないと思うので、「自分で疑問をみつけられる」ようにしていきたいと思います。